« 元旦 | トップページ | 久しぶりの訪問者 »

無言のメッセージ

私の職場はメガではないけれどン百坪のそれはそれは広いドラッグストアである。

でも最近は、ココはパパママストアか?と思ってしまう。

スタッフがどんどん減らされていったからだ。

当然、医薬品コーナーに常駐できるスタッフなどいない。

医薬品コーナーを通りがかった時、時々医薬品を手に取り箱に書いている説明を読んでいるお客さんの背中から“声をかけて欲しい”という無言のメッセージを感じ取ってしまうことがある。

でも私はそのメッセージに気がつかないフリをして作業現場へと足早に戻る。

不思議のもので、作業しながらも、そのお客さんの発する無言のメッセージがどうしても気になっている時は、私がいるべき作業現場でそのお客さんとまた出会ったりする。

こうなるとである。

だと観念した時は潔く作業そっちのけで客さんと私との世界を築き上げる。

お客さんのお話を聞かせていただき、私の経験上の話をさせていただく。

私の経験上の話というのはかつて勤務したことがある精神科で学んだ事柄である。

その経験上の話を目の前のお客さんに引き出されてしまう。

最近になって私とするお客さんにある共通点があることに気がついた。

初期のウツ状態なのだ。

過去の職場でウツ状態の来所者を数人担当していたことが今の職場でこんなに役立つとは正直意外であった。

私の経験話から皆さん自分で答えを見出していくようで、話始めた時は暗い笑顔のない表情だったのに、何かがふっきれた瞬間に笑顔が戻るようである。

そして同一人物?と思ってしまうような笑顔で「ありがとう。」と言ってくださる。

その心のこもった「ありがとう。」という言葉を聞くたびに私の魂が浄化されていくのを感じてしまう。

私にのあるお客さんが持っているキーワードは介護ウツ育児ウツ更年期ウツであることがわかった。

精神科では当然対面の原則にこだわって仕事をしてきたから、あの時の経験がこうして誰かの役に立っているのかなぁなどとしみじみ思うのであります。

|

« 元旦 | トップページ | 久しぶりの訪問者 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 元旦 | トップページ | 久しぶりの訪問者 »